Google と Microsoft の AI も、ChatGPT だけでなく「Grokipedia」を利用しているとして批判されています。
要約
最近の調査によると、ChatGPTだけでなく、Google GeminiやMicrosoft Copilotも論争の的となっているxAI(イーロン・マスクの会社)のエンサイクロペディア「Grokpedia」を利用していることが判明しました。これについてはThe Vergeにて報道されています。
1. Grokipediaとは?
- 作成主体:xAI(イーロン・マスク設立)によって構築されたエンサイクロペディア
- 編集体制:Wikipediaと異なり、一般ユーザーが編集するのではなく、独自のチャットボット「Grok」が検証を行う
- ユーザー参加:誤りはポップアップで報告できるが、現在でも記事内に事実上の不正確さや偏見(例:米国奴隷制度の擁護、マスク氏のバイオグラフィーの甘い描写)が確認されている
2. GPT系モデルでの利用頻度は?
| システム | Grokipediaの出現回数 | 該当リクエスト数 |
|---|---|---|
| ChatGPT | 263 000 | 13.6 百万 |
| Google Gemini | 8 600 | – |
| Microsoft Copilot | 7 700 | – |
| AIレビュー(Google検索概要) | 567 | – |
> *比較として、英語版Wikipediaは2.9 百万件の回答で言及されている。*
AhrefsのGlenn Olsopp氏は、2025年10月末以降Grokpediaの比率が0.01%から0.02%へと増加しており、11月中旬にはさらに顕著になっていると指摘。
3. ソースの取り扱い
- Googleサービス:Grokpediaは多数のリンクの中で補足的な参考資料として利用。
- ChatGPT:特にニッチや特殊情報を求める際、Grokpediaを高優先度で引用し、最初に提示する傾向がある(BrightEdgeのJim Yu氏のコメント参照)。
4. なぜ重要なのか?
専門家は以下の点で注意喚起している。
- 検証プロセスの欠如:編集者による従来型の検証を経ていないため、誤りが放置されやすく、ユーザー自身が報告しなければ見逃される。
- 偏った主張:奴隷制度擁護などの偏向的記述は読者に誤解を与える可能性が高い。
結論
Grokpediaはイーロン・マスクとの結びつきで注目を集める一方、AIシステムによる利用は不正確かつ偏った情報の拡散リスクを伴う。生成系モデルで情報源を選択する際には、この事実を踏まえて慎重に検討すべきである。
コメント (0)
感想を共有してください。礼儀正しく、話題に沿ってお願いします。
コメントするにはログイン